何か、誰かに話したことがあるような記憶がありますが、僕、「シルバーシート」というのがあまり好きではありません。
「老人に席を譲るのがマナーで当然」なのであれば、わざわざ「ここの席に関しては譲りましょう」なんてのは変な話です。
逆に言えば「そこの席以外では老人だろうがけが人だろうが譲らなくていいのか?」なんて思ったり。
なんだか天邪鬼的な考えかもしれませんが、こういった押し付けがましい倫理観って、どうしても鼻につくんですね。
たとえば車で道路を走っていると、交通標識で「注意一秒、ケガ一生」みたいなことが描かれているんですね。
いやいや、そんな標識に注意するほうが危ないでしょ? と。
描いてる人間の自己満ちゃうんけ、なんて。
そういや「交通安全週間」みたいな時期、平気でボランティアの人間が路肩に出て横断幕ふってたりしますが、あれ、危なくて仕方ないんですよね。
善意って、得てして主体者の自己満足になっちゃって、客観的に見て効果のあるのかないのかわかんない場合があります。
「シルバーシート」なんてなくても、自然とマナーが守られるにはどうすりゃいいかを考えるのが普通に思えたりします。
未来を担う子どもたちのためにも、正しい電車のあり方を見直すべきです。
そして、女性専用車両になぜ男が乗れないかも、同様に考えるべきです。
たとえば僕が女性専用車両に乗り込んでも白い目で見られないようになるには、どうすればいいのか。
真剣に考えてみたいものです。
乗ってみてぇーなぁー。