僕は定期的に、「これを食べたくて仕方がない、これだけ食っていれば他はどーでもいいや」といった、“食い物さかり期”があったりします。
で、今現在、“ラーメン期”だったりします。
こうなるともう本能に身を任せるしかありません。
朝昼は難しいですが、夜は大体ラーメン。
仕事の帰りがけなどにあちこち出没し、夏だというのに熱いラーメンをかっくらっています。
ジャンルは特にこだわりなく、太麺から細めん、豚骨、鶏、みそ醤油とスープの味もなんでもよし、普通のラーメンからつけ麺、最近流行の焼きラーメンまで、とにかく「ラーメン的」なものであれば、好んで口にします。
ただそれでも好みがあって、今一番口に合うのは、いわゆるWスープ系のラーメンです。
特に魚粉たっぷりの六厘舎的つけ麺に目がなかったり。
うちの近所ですと錦糸町の「璃宮」という店の味が望んでいるものに近いので、ちょろちょろと足を運んでいます(というか六厘舎インスパイアのような気もしますが。麺も浅草開花楼だし……)。
が、いつも思うのですが、ラーメンってなんでこう、いつの間にか値のはる料理になっちゃったんですかね。
デフォルトのラーメンでも700円~800円、味玉のせたり何したりしていると、あっという間に1,000円オーバーです。
学生時代、部活帰りなどに行っていた近所のラーメン屋は、学割で1杯200円でした。
そこはまあ、ずば抜けて安かったのですが、他でも大体、500円しないのがラーメンの一般的な値段だった記憶があります。
もちろん10年前のモノの値段は参考になりませんが、たとえばうどんとかって、はなまるなど見ている限り、10年まえより市場価格が安くなっている感さえあります。
素材やなんやにこだわりをもって作るとどうしても高くなるのはわかりますが、こう、もうちょっと安くなんないもんなんすかね。
1,000円出せば、ラーメンじゃなくても他にもっとうまいものが食えそうな気もするのですが……。
(いや、それでも僕を含め通う人間がいるので問題ないのでしょうが)。
ところで最近、土日などの昼間、ラーメン食べたいけど外に出るのも面倒な時は、前日にスーパーで買っていた生麺を使って家で作っていたりします。
家だと安くすみますし、豚肉の塊なんかを圧力鍋で一気に炊けば短時間でチャーシューもできます、具を好きなだけ載せることもできます。
ただスーパーのものは、やはり選択肢が少なく、「Wスープ+魚粉のつけ麺」なんてものは売られていません。
なので、こういう時は近い味のものを選んで自分でアレンジするしかありません。
僕の場合は、豚骨醤油味のスープを買って、お湯で割って、その中にカツオの魚粉をたっぷり入れたりします。
(つけ麺用のスープも売られていたりしますが、市販のものって酸味が強すぎて好きじゃないんですよね)
で、後は茹で上がった麺を水でしめ、スープに具をいれ、食べるだけ。
このつけだれが、何の苦労もしていないのに、意外なほどうまかったりするんですね。
お店の味顔負けです。
いやあ、魚粉おそるべし。
ただ2点ほど注意が。
魚粉は「カツオ」がベターです、小魚の魚粉はちと苦味がきついです。
あと、火は通さないほうがいいですね、えぐみがでちゃうので、食べる直前に入れた方がおいしいようです。
「魚粉くらいでそんなに味かわるかいな」と思われる方はぜひ一度おためしあれ。