どうも仕事が立て込み更新が滞っている、と言い訳しながら、家に帰りビールかっくらうともう何もする気しないよね、本でも読んでだらだらしますかね、ぶへーとダメ中年に突入しつつあるのは鷲野です、こんばんは。
忙しさを言い訳にして何かをサボるというのは実に情けないことで、「時間がないなら、自分で作るものだ」というのが社会人たるものの基本中の基本でありますが……。
こと自サイトの更新とかって真っ先にないがしろにされがちですよねえ。
いえ、仕事じゃなく、人様に義理立てしてやることじゃないことこそ、「自分に義理立て」してしゃんとやるべきですよね。
「自分を立てられる」のがオトナってもんです、ふうむ。
しかしあれです、おしなべて「カローシ・マンインデンシャ・ワーカホリック」と、やたらと忙しいイメージのあるジャパニーズ・ビジネスマン。
でも忙しい忙しいって言ってるけれど、何に比べて忙しいのか実はあまり議論にならなかったり。
最近ではアメリカの富裕層なんかの方が、実はどこの国の労働者よりも労働時間が長い、なんて話も聴きますし。
で、先日、ちと本屋をぶらぶらしていると、「びっくり先進国ドイツ」というちょっと気になるタイトルの文庫本を見つけたので買ってきたのです。
それを読んでみたところ、日本と同じく工業先進国のイメージのあるドイツですが、こと労働に対してはわりとこう、ゆるいところがあるようで。
やったら長い有給とか、短い労働時間なんか、こう、うらやましい感もあります。
ただそのためか、平均年収は日本の465万円(1998年調べ)に対して約338万円(2002年調べ)と結構な差が。
一時期「年収300万円時代がどうちゃら」みたいな話が盛り上がっていましたが、普通に平均がそのくらいなんですね、ジャーマン。
しかも独身者は所得の40%ちょいが税金と社会保険料として差し引かれるのだとか。
明細みないとよくわかりませんが、自分の給料が40%天引きされたら、ちときついっすね。
誰でもいいから、なんならメスのチンパンジーでいいから結婚しちゃえ、と思えてきますよね、ほんと。
それにしても、日本で売られている工業製品の価格と向こうでの価格にそう差がないことを考えると、大して物価に差がないように思える日本とドイツでこう収入に差があると、結構きついんじゃなかろうか、なんて思ったりもするのですが……。
しかしまあヨーロッパって平気で大学まで学費免除なんてこともありますし(ドイツもそうでしたっけ?)、社会保障や住宅事情なんかも考えると、案外給与から生活費差し引いた残高って変わらないような気もしますね。
ええとなんの話だっけか?
ああ、あれです、「ゆとり」です、「ゆとり」。
大体ビジネスやらケーザイという話になると、必ずセットで登場する「ココロのゆとり」とか「ほんとうの豊かさ」とかっていう、アレ。
「じゃああれですか!? 私たち企業戦士はほんとうの豊かさを手に入れていないということですか!? それは聞き捨てならないのでその理由を報告書にまとめてFAX入れておいてください。あ、お名刺いただいてよろしいですか?」なんて、社会人の皆さまは激昂しつつ人脈を増やしそうですが……(だいたい「ココロのユタカサ」みたいなあやふやな精神論をとうとうと語って悩んで楽しんでいる人々って、大体余裕かまして生きているイメージがあるのですが、どうなんでしょう? オーラってなんじゃい。コタツに根っころがりせんべいかじりながらワイドショーみて「日本ってほんと、ぎすぎすしてるわねえ」なんて言ってんじゃねえよ。ってこれは偏見?)
しかし一方でほとんど取ることのない有給とか、残業とか、なんだかんだで自主的に家に持ち帰ってやっている仕事とか、振り返ってみるともっと有意義なことに時間とれんじゃねえの? と思うのも確か。
んー、で、結局何が言いたいかといいますと、あたくしの、まだとっていない夏休みはいつになったらとれるのかなー、どうすっかなー、ということであります。
いかん、もう秋だ、夏にテントとシュラフかついでぶらぶらするはずだったのに。
ああ、寒くなる前に長野あたりの高原に行きたい……。
そんなことをおもんぱかりながら、火曜朝イチに片付けておきたい仕事のデータを開いたは良いけれどなんとなく作業に取り掛からずこんなことを書いているあたくしでした。