« ブログを使ったなんとかってもうあれかもね | メイン | Cintiq 12WX購入&レビュー »

六厘舎のお取り寄せつけ麺食ってみた

ここ1年か2年くらい、つけ麺熱に犯されているわたくしですが、中でも好きな味はどろどろ濃厚豚骨魚介なつけ麺だったり。
で、そういう味が好きな人々の例に漏れず、六厘舎テイストなつけ麺が特に好きだったりします。
最近はずいぶんこのジャンルのつけ麺も定着して、あちこちでおいしいつけ麺が食べられるようになりました。

やっぱりねえ、大崎まで行ってあの大行列に耐えるってのも、なかなか、ねえ、と思っていたら最近通販で六厘舎のつけ麺が販売されていることを知りました。
さっそく注文しようかなあ、なんて思ったらえらい売れ行きらしく、先の先の予約まで売り切れ状態。
ひと月ほど通販ページを覗き、なんとか購入できたのが先日。
やっとこさブツが届きました。

箱

なかなかきちんとしたダンボールに3人前のつけ麺。
話によると麺の量は250gとか。
最近のつけ麺屋の中盛りくらいといったところでしょうか。

箱中身

袋には「浅草開化楼」の文字が。
最近はすっかりつけ麺界のスタンダードみたいになりましたよね。
いたるところで「開化楼」の文字が入った麺ケースを見かけるようになりました。
確かにうまい麺多いっすからねー。
家の近くなのでよく行く経堂の「清勝丸」なんかも開化楼でしたね。

魚粉とのり

六厘舎の、あの有名なルックスにするためののりと魚粉です。
こちらは3人前がそれぞれひと袋内に入っているので、魚粉をうまく3回にわけて入れる必要があります。
3回目に魚粉が足りないジャン! もうだめだ、死のう……、なんてことになったら目も当てられません。
通販が原因で死んだなんて、周りの人もあまりほめてくれません。
なので魚粉の利用は計画的に。

つけ汁を暖める

同封の説明書を読むと、パックに入った冷凍のつけ汁を暖めるのに15分、麺は10分前後の加熱が必要とのこと。
汁の方を余計にあたためたまえということですね。
ので、別コンロで汁を加熱。
ついでに翌日用に、味玉の仕込みもしました。

麺をゆでる

麺はちょっと大き目の雪平鍋で茹でたのですが……。
茹でているうちにだんだん麺が膨張してきて、あやうくふきこぼれるところでした。
さすが極太麺、この麺を茹でるときは、もうちょっと大きな寸胴とか中華なべなんかの方がいいかもしれませんね。

出来上がり

出来上がり図はこちら。
今回は素の味を食してみようとネギも具材もなんも用意しなかったため、ちと寂しいビジュアルに(せっかく卵茹でたので、麺の横にゆで卵は添えていますが)。
でも豚骨と魚介が合わさったいい香りがしてきます。

麺もさすがの迫力ですね。
250gというわりには多そうです。
最近は店で食べるとき、「300gです!」「なんと500g!」みたいに大盛りであることを謳ったつけ麺屋も多いですが、大抵でてくると「おや?」と思えるほど少なかったりするものです。
こちらの通販はその点、良心的なのかと。

麺の感じ

麺をつけ汁に浸して持ち上げたところ。
粘度の高いことでも有名な六厘舎、いい感じの持ち上げ具合です。

つるつるとすすってみると、まず舌先に感じるのは動物系の濃く粘り気のある味わい。
続いて、おそらく香味野菜(ネギかしょうが?)のかすかな風味が、のどから鼻を緩やかに抜けていきます。
そしてつけ汁をたっぷりとまとった麺をかみ締めると、魚介系の苦味やうまみが舌の上を転がり胃に落ちていきます。

つけ麺は「甘み」「塩け」「酸味」「濃度」などで味わいを評価されることが多いですが、このつけ汁の場合、こんな感じでしょうか。
「甘み=やや強め」「塩け=やや強め」「酸味=ほぼなし」「濃度=濃い」

僕は個人的に、やすべえみたいな甘ったるいつけ麺が口に合わないため、このつけ汁に関しても「もうちょっと甘さ控えめでもいいかなあ」とも感じましたが、十分許容範囲です。

麺はさすがのうまさですね。
ぐいぐい口に放り込みかみ締めると、まさに暴れるように歯を刺激してくれます。
喉越しもさわやか、つるりとした食感が実に心地よいですね。

余談ですが、通販のいいところは麺のゆで具合も自分で決められるところです。
これも個人的な好みですが、どうも最近、つけ麺に限らずラーメン全体の風潮として、なんでも固めに茹で上げればOKみたいなところがあって、ちと嫌だなあと思っていたり。

茹ですぎた麺も嫌ですが、ただひたすら固くてクキクキした食感の麺って、喉越しも歯ざわりもよろしくないんですよね。
最悪の場合、ナマゆでで出してくる店なんかもあったりして、げんなりします。

特に多加水の麺ってもちもち感が命、つけ麺のように一度水にしめる麺の場合、ちと茹ですぎかいなくらいが理想的な気がします(パスタでもうどんでも冷やす麺の時はそうすると思うのですが……、どうも最近、かたいゆで上がりのつけ麺が多くなっている気がします)。
で、今回取り寄せたこれも、ちょっと長めに茹でてみた次第です。

具材

ちなみに具材は冷凍のつけ汁の中にあらかじめ入っています。
内容はメンマと煮豚ですが、これはまあ、なんというか、なんてこともありません(笑
お取り寄せのラーメンやつけ麺の場合、具材に期待しちゃダメですね、これはおとなしく自分でチャーシューなり煮卵を用意したほうがいいのでしょう。

というわけで、家で食べられるつけ麺としては十分すぎるくらいおいしいつけ麺でした。
ご馳走様です。

ちなみに価格は送料入れると3,222円。
1杯あたり、お店より若干高い設定ですね。
まあ、大崎まで往復して、何時間も待つ手間を考えれば、特に高くはないのかなあ、と。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.w-room.net/mt/mt-tb.cgi/104

コメント (2)

先日は原稿ありがとうございました。
つけ麺でしたらうちの近くの「美豚」(びとん)って店の
魚煮出しつけめんが凄いうまいです。

僕の今年の麺オブザイヤーです。
是非奥多摩くんだりまで食べにきてください。

鷲野部屋長:

どうもどうも、大した原稿じゃなくて申し訳ない次第です。
あんなのでよければいつでもお話しください(笑

「美豚」はわりと有名ですよねー。
たしか新奥多摩街道通る時見かけた記憶が…。
あと東京の西の方だと「麺家 宝」というところも有名ですね。
どちらも入ったことないので行ってみたいのですが…。

森井先生奥多摩に住んでるんでしたっけ?
晴れた日はバイクでちょろちょろ出かけたりしますね。
今度ぜひ川原で肉でも焼きましょう(笑

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

2010年04月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のコメント

Powered by
Movable Type 3.34