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2008年02月 アーカイブ

2008年02月11日

4コマまむが vol33 -迷惑メール送ったら3000万円とられるんですって-

迷惑メール

今日、ぼおっとNHKのニュースを見ていたら、「法律が改正され、迷惑メール送信業者に対して最大3000万円の罰金」という話が耳に入ってきました。
今までは100万円だったので、一気に30倍です。
これが酒やガソリンの税率だったら大問題になりそうですが、迷惑メール送信業者であれば、(当事者以外)誰1人として騒ぐ人はいないんでしょうね。

「迷惑メール」という名は言い得て妙なり、というかそのまんま「迷惑」以外の何モノでもありません。
一説によると、迷惑メールのチェックやらなんやらにかかる時間をコストに換算したところ、国内だけでも毎年数千億もの損失になっているんだとか。
まさに迷惑千万といったところ。

僕の場合、仕事で使っているメーラーでは、日ごろやり取りする人はもちろん、名刺を頂いた方は極力早くフォルダ分けの設定をして、デフォルトの受信トレイには極力入らない状態を保つようにしています。
それでも万が一、仕事に必要なメールが受信トレイに入っているとまずいので、定期的に迷惑メールをかきわけて、それらしいサブジェクトのメールを探す必要があります。
たいした労力ではないのですが、こういう無駄ルーチンが小さなストレスとなってたまっていくんですね。

にしてもこういう迷惑メール、たいていは英文のよくわからんスパムか広告メール、そして出会い系サイトのメールだったりするのですが、今時こういうメールをわざわざ開く人なんているんかいな、と思えるのですが……。
「先日はごめんなさい。会いたかったのですが用事が出来て。よかったらこのURLをクリックしてください.い。ステキな出会いが待っています」って、引っかかりようがないでしょうに。

ところがところが、今日のNHKのニュースでは、例として挙げられた出会い系サイトの業者の場合、1日数千万通の出会い系の広告メールを送って、年1億何千万かの売り上げなのだとか。
どういう収入か(1通送るごとにマーチャントから幾ばくかの金が落ちているのか、HTMLメールのプレビューで広告費が入るのか、自社のサイトで儲かっているのか)はよくわかりませんが、とりあえず、まだまだビジネスとして成立するんだから驚きです。

さて法改正。
迷惑メールをどうにかしようぜ、という動きは大変喜ばしいのですが、3000万円云々って、これ、抑止力になるんすかね?
迷惑メールを送っている業者なんて無数にあるだろうから、全部を全部取り締まるのは物理的に無理のはず。
で、スケープゴードをたてるのでしょうが、当然取り締まるのは「目立つ業者」。
メールを大量に出して、大きく儲かっているところですね。
ただその場合、上の例ですと年1億超えた売り上げなわけですから、罰金どうこうといっても抑止力にならないような気も。
結局費用対効果的にマイナスになるまで、罰金で抑止できる効果って薄いような感もありますね。

それに大きいところが取締りを受けてやめたとしても、小さい業者にとっては自分とこのメールが注目されるチャンスと考え、雨後のたけのこのように迷惑の芽は摘み取っても摘み取ってものびのびと成長していく気もしますね。
んー、やっぱりもっと根源のところでどうにかするか、取締りの仕方を変えないとダメではないでしょうか?

例えば、何らかの分散コンピューティング(?)みたいなのを構築して、迷惑メールと思しきメールが届くと、自動的に世界中のPCからいっせいにそのサーバに向けてメールを送りつけて、パンクさせちゃうとか。
あと、個人的には迷惑メール業者の発見者に懸賞金をあげるとか、いいんじゃないかと。
懸賞の金は誰が出すんじゃい! という話があがりそうですが、年数千億も損失を出している上にあらゆる人から煙たがられているるんだから、でかい企業が福祉活動の一環くらいの気持ちで団体を作ってくれりゃあいいんでねえの、なんて。

まあ、浜の真砂は尽きるとも、といいますし、メールというシステムがある限り解決しそうにない話ですが、どうにかして現状よりまともになってほしいものですね。
そういや以前、「迷惑メールを送る際は、件名に<!広告!>みたいなのを埋めなければいけない」みたいな法律ができたような記憶がありますが、そんなサブジェクト、とんと見かけませんね。
あれ、どうなったんでしょう?

2008年02月16日

4コマまむが vol34 -Wii Fit レビュー(というほどやっていない)-

WiiFit

そういや女性は二の腕を気にする人が多いですが、男はわりとそこら辺、鈍感ですね。
基本は腹。
以前着ていたズボンがはけなくなる虚しさと、アジャスターに逃げようとするさもしさが、若さを失った男たちの苦しみではないかと。

ところで先日、仕事で撮影があったときのこと。
僕は編集屋なので、本来被写体に入らないよう極力隅っこのほうで指示を出すのですが、できあがった写真を見ていると、いくつかで見切れちゃってるのがちらほらと。
あは、あたいってお間抜けさん、てへっ♪ と自分のドジッ子(♂)っぷりを照れていたのですが、どうも違和感が。
ん? これ、オレか?
写っている男はどこをどうみても、立派なおっさんなんすね。

なんというか、高校時代まで部活等で運動をしていたせいか、未だに当時の体力を持っているつもりで無理をすることは多々あるのですが、自分の見格好もわりと未だに当時のイメージが頭の中にあったり。
ところがところが、そんなあたくしも、もうミソジまじかの立派なおっさん。
当時をイメージして己の姿形を見ると、「oh、マズイ」「誰これ?」と驚きを禁じえないわけです。

そういやこの1、2年、都内のラーメン・つけ麺をマスターしようとほぼ毎日、仕事を終えた夜遅くに油まみれの炭水化物ばかり食ってたなあ。
ふうむ、と反省しても、皮下脂肪は衰えることを知りません。

で、どうしたかというと、WiiFitなんですね。
いえ、今まで何度か減量はしたことあって、ある程度時間をかけて5~10kgくらいを目標に体重落とすのは、言うほど難しくないと思っているあたくしですが(元の体重によりけりですが……)、こういった娯楽モノでやせられるとは考えておりません。

そもそもなんちゃらダイエットだどうだと裏技にたよる心根じゃ減量なんて続かないんで、地道に食事制限してカロリー計算して……、というのが必須かと。
ただこのWiiFit、何がよさげで買ったかというと、ゲーム内容というより、体重経過をグラフで自動的につけられるという話を聞いたからなんすね。
自分で大学ノートにつけるより楽で良いね、そうだよね、うん、と購入を決めたのでした。

で、早速使ってみたのですが、まずはじめに「お、スタッフ、わかってるじゃん」と思ったのが、「体重測定」で「体重」が表示されない点です。
「それ、変じゃん」と思われるかもしれませんが、実にその通りなのです。
もちろん「体重を見る」ためのボタンはあるのですが、流れの中で「強制的に見せられる」ことがないんですね。
強制的に見せられるのは、BMI値による「やせている」~「太りすぎ」といった「なんとなくの肥満度合い」です。

体重に悩んだことのある人は「体重計に乗る恐怖」を身にしみて感じたことがあるかと思いますが、そういった人にも安心して乗ることができる仕様になっているのです(これって割とデカいと思うので、パブリシティでもっと大々的にアピールすれば、それだけで訴求力があるような気がするんすけどねえ。目標体重に達するまで体重の具体的な数字を見なくてすむ体重計、って具合に)。

しかも複数人で利用することを考慮して、体重の数値を人に見られないためのパスワードまでついています。
この手のゲームは間違いなく専門化が監修しているのでしょうが、実によく「現場」のことがわかっている監修スタッフなんでしょうね。
(無論、会社的な事情もあるのでしょうが。「健康によい」とか「やせる」とかってむやみに使うのはもちろん、あまりダイエット的医療的なにおいを出しすぎると、問題が起きたとき対処するのが大変でしょうし)

ただ難点として、毎日体重を測定するには、起動や説明メッセージ、体のバランス測定などskipできない項目がわりとうざったく感じられます。
毎日使う体重測定器としては、機能的にもうちょっとソフィスティケートされていてもよかったかなあ、と。
ちなみに僕は初めに図った診断で、バランスはほぼ完璧でした。
ので、毎日計っても仕方がないんすよね……。

さて肝心のゲームのほうですが、ひととおりやってみました。
デフォルトでプレイできるものを全部1回ずつやると、計30分ほどかかりました(長くプレイするとちょっとずつできる種目が増えていきます。ちなみに30分というのは実際に体を動かしている時間です。解説やらなんやらを見ていると全体のプレイ時間は1時間を越えます)。

で、ちょっと意外だったのですが、やってみるとわりと疲れるんですね、これが。
翌日筋肉痛になるほどではありませんが、日ごろ使っていないところを動かすので、疲労感は結構あります。
カロリー消費にどれほど役に立つのかわかりませんが、なんとなく「体にいいかもしれん感」は味わえます。

個人的に気に入ったのが「ジョギング」。
これ、バランスWiiボードに乗る必要もなく、Wiiリモコンをポッケにいれて、ただ床の上をジョギングのするだけなのですが、わりとよくできています。
足ふみの速度を変えると、ちゃんと画面を走るキャラクターの速度に反映します。
風景もなんとなく楽しげです。
「ただのジョギングならそこらへん走ったほうがいいじゃん」といわれそうですが、この世にルームランナーが存在するのは、外に出る必要がなく思いついたときにすぐやれ、やめたいときにすぐやめられる手軽さなわけで、その手軽さをさらにお手軽に味わえるこのゲームは意外とよいのかなあ、と。

全体的にどのミニゲームもわりとよく出来ているように思えます。
一見「ボードなくてもいいような……」という運動も多いのですが、そこはやっぱりゲーム、よい成績をだしたいという欲求が継続性につながるのかもしれません。

まだ買ったばかりなのでよくわからん点も多いのですが、とりあえず体重測定器としては毎日使いたいなあ、と思う次第です。

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